【住宅ローン】お金のプロが解説!繰り上げ返済ってホントにお得?

皆様、住宅ローンの繰り上げ返済は、イメージされていますでしょうか?

このブログを読まれている方は、今から家を建てよう!と思っておられる方が多いかと思うので、繰り上げ返済は、まだまだ先の感覚かと思います。
しかし、将来の返済のイメージが変わると、予定している頭金やローンの適正な金額などの考え方が変わるかもしれないですよね。

ここでは最新の住まいづくりに関するお金の情報を発信し、
少しでも、住まいづくりに関する資金面の不安を解消できればと思っております。

繰り上げ返済の種類

返済期間短縮型

  • 毎月の返済額に変化はない
  • 返済期間が当初より短くなる
  • 返済期間が短くなるため、利息軽減効果が高い

返済額軽減型

  • 毎月の返済額を減らすことができる
  • 返済期間は変わらない
  • 返済期間短縮型より、利息軽減効果が低い

最近の主流の考え方は、
頭金をできるだけ少なくして、住宅ローン控除の効果が終了する13年後に繰り上げ返済をして、利息の軽減効果を狙いたい!という方が増えてきております。

・果たして、この考え方でいいのか?

・メリットだけが先行してデメリットはないのか?

・気をつけないといけないことは?


など、
今後、繰り上げ返済を検討されている方に対して、私が考える繰り上げ返済について、情報を発信していきたいと思います。

繰り上げ返済のメリットとデメリット

メリット

利息が軽減できる

【 事例 】

  • 毎月の返済額:10万円(ボーナス支払いなし)
  • 残り返済期間20年
  • 金利:1.0%

総返済額は2,399万9,869円です。この状態の時に100万円繰り上げ返済をした場合、返済期間は1年短縮され19年になり、総返済額は2,378万5,250円に変わります。

⇒ 結果、21万4,619円も減らすことができます。

デメリット

団体信用生命の保障が減る


住宅ローンには、基本的に団体信用生命保険、通称団信というものがついています。これは住宅ローン返済中に契約者に万が一のことがあったときに、住宅ローン残高がゼロになる保険のことです。

繰り上げ返済をする=生命保険を減らす、減額している

繰り上げ返済後の契約者に万が一のことがあったケースを理解した上で、慎重に検討ください。


利息は軽減されるものの、大した効果は出ない

繰り上げ返済をすれば、もちろん利息は軽減されます。ひと昔前では、金利は3%~5%などの時代もありましたので、利息の軽減効果は高かったといえますが、今は変動金利でいくと、1%以下の銀行さんがほとんどではないでしょうか。そう考えると、繰り上げ返済をする効果は薄れてきていると感じています。

繰り上げ返済の注意事項


ご家族のライフプランから、例えば教育資金や車の購入など、現金が多くかかるタイミングもあるので、現金をどれくらい残しておくといいのかを理解することはとても大事です。

多くの方が、住宅ローン控除の13年が終わったタイミングで教育資金のピークを迎えられています!

人生の中で、必ず大きな現金が必要なタイミングもあるでしょう。

どのタイミングで、どれくらいのお金がいつまで必要になるのか、しっかり把握したうえで繰り上げ返済をご検討ください。

私からのアドバイス


結論からお伝えすると、私は住宅ローンは繰り上げ返済はせずに借りておいて、資産運用されることをおすすめしております。
もちろん、各ご家庭のライフプランやご夫婦の性格によって、どこまでリスクがとれるかといったところは変わると思うので、全てのケースには当てはまりませんが、少なくとも銀行に寝かせておく、ローン控除が終わったタイミングで繰り上げ返済をする、という選択はおススメできません。

住宅ローンは早く返して、すっきりしたい!

借金しているのと同じなので、繰り上げ返済をしたい!

そのようなお気持ちはよく理解できます。
しかし、低金利時代ですから、利息の支払いも昔に比べるとかなり抑えられています。

資産運用の方法もさまざまありますし、正解はありませんが、

ローリスクからハイリスクまでいろいろあるため、いろんな選択を検討した上で、

ご家庭に合った一番良い方法が見つかるといいですね!

KOHEYはどうしてるの?など、

ご相談されたい方は気軽にお問合せいただいても大丈夫です。

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